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Project SNIPE

DESIGNER / A.KANAI

白石・上田選手は2012年スナイプ西半球・東洋選手権で3位入賞を果たしました。近藤/石川選手もACTデザインのスナイプで参戦し、5位入賞を果たしました。白石/上田選手はボートのスピードも良く、最終レースではブルーノ・ベスレム/ダンテ・ビアンキ組とのマッチレースを行い、1位を獲得しました。

スナイプは2009年10月から辻堂加工で建造され、2011年4月に初号艇が発売されました。スナイプのルールでは、計測点での許容範囲が定められており、これが体積分布や性能に大きな影響を与えることになります。ACTでは、既存のボートよりも大幅に性能を向上させるために、科学的なツールを用いて設計を行いました。
軽風から強風時の性能をCFDを用いて評価し、セーラーの意見や既存艇の特性を考慮した様々な船型を設計しました。最終的な船型は、穏やかな水域では抵抗が少なく、波浪域では運動や抵抗の増加を抑えるための工夫がなされています。
船型は精度の良いNC加工で製作しました。センターボードとラダーも綿密な最適化作業を行って設計されています。デッキの形状は、快適でシンプルなものを目指して設計されました。
初号艇の進水後、ノースセイルズジャパンの協力を得てセーリングテストが行われ、確かな性能が確認されました。

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